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【展示会出展の企業様へ】準備の苦労を無駄にしないために。事前SNS告知と、当日の熱気を未来へ繋ぐ「記録撮影」の活用法

目次

はじめに:数ヶ月にわたる準備の結晶を、数日間で終わらせないために

展示会への出展プロジェクト。それは、ご担当者様にとって本当に骨の折れる大仕事ですよね。

企画の立ち上げから始まり、ブースのデザイン決定、配布するパンフレットの制作、当日のシフト組み、そしてギリギリまで続く社内の調整……。数ヶ月間、通常業務の合間を縫って心血を注いできたその努力には、本当に頭が下がる思いです。

しかし、それだけの苦労をして迎えた展示会当日。ふと通路を見ると、足早に通り過ぎていく来場者の方々。 「あんなに頑張って準備したのに、どうして足を止めてくれないんだろう……」 そんなもどかしさや悔しさを感じた経験があるご担当者様は、決して少なくありません。

それは、皆さまの準備が足りなかったわけでも、製品の魅力がないわけでもありません。ただ少しだけ、「お客様に出会うための工夫」が、今の時代に合っていなかっただけなのかもしれません。

この記事では、日々さまざまな企業様の展示会を裏方としてサポートしている映像制作チームの視点から、**「お客様にブースまで足を運んでいただくための事前のちょっとした工夫(SNS)」と、「当日の一生懸命な姿を、展示会が終わった後も長く会社に貢献する形(映像)として残す方法」**について、そっとお伝えさせてください。


第1章:一生懸命作ったブースに、お客様が足を止めてくれない「もどかしさ」の正体

東京ビッグサイトや幕張メッセといった巨大な展示会場。そこを歩く来場者の方々は、実は皆さまが想像する以上に「疲れて」います。

広大な会場にひしめく数百のブース。飛び交う声。配られる大量のノベルティ。 情報が多すぎる環境の中では、人は無意識に「自分の興味があるもの以外はシャットアウトする」という心理が働きます。そのため、どれほど立派なブースを構えても、「当日、通りがかりに偶然見つけてもらう」ことの難易度は、年々上がってきているのが実情です。

今の来場者の方々は、会場に行く前に「今年はどのブースを見ようかな」と、インターネットやSNSである程度目星をつけてから来場されます。 つまり、「事前に少しでも知っていただいている状態」を作れるかどうかが、当日の出会いを大きく左右するのです。


第2章:「あそこのブースに行きたい!」と事前に思っていただくためのSNS活用ステップ

「事前の告知が大切なのはわかるけれど、具体的に何をすればいいの?」 そう悩まれるご担当者様へ、特別な広告費をかけなくても、日々のちょっとした発信で「ブースへの期待感」を高めるステップをご紹介します。

1. 開催1ヶ月前:「準備の裏側」を少しだけお見せする

完成された綺麗な情報よりも、実は「一生懸命作っている過程」の方が、人の心には響きやすいものです。 「今、展示会に向けてこんなパネルを作っています」「当日はこのメンバーでお迎えします!」といった、社内の準備風景をSNS(XやFacebookなど)で少しずつ発信してみてください。皆さまの人間味や熱意が伝わり、「この人たちに会いに行ってみようかな」という親近感に繋がります。

2. 開催2週間前:「ここだけのメリット」をそっとお伝えする

来場者の方に、「このブースに行けば、自分の悩みが解決するかもしれない」と感じていただくための情報を出していきます。 「今回は、〇〇の課題を解決する新しいデモをご用意しています」「ブースに来ていただいた方には、こんな小冊子をお渡しします」と、具体的なお土産(情報やノベルティ)があることをお伝えすると、訪問の目的が明確になります。

3. 開催直前〜当日:「迷わないための親切なご案内」

いざ会場に着いても、広すぎて目的のブースにたどり着けない方がたくさんいらっしゃいます。 「入り口を入ってまっすぐ、大きな赤い看板が目印です」といった分かりやすい手書きのマップや、「会場は少し冷えるので、上着があると安心ですよ」といった気遣いの一言をSNSで添えるだけで、「なんて親切な企業なんだろう」と、訪問前の心理的なハードルがグッと下がります。


第3章:たった数日で終わってしまう「当日の熱気」を、ずっと残る資産に変える裏方の工夫

数ヶ月の準備を経て、ようやく迎えた展示会。ブースにはお客様が集まり、スタッフの皆さまが熱心に製品を説明している。その光景は、会社にとって本当に美しく、価値のある瞬間です。

でも、その素晴らしい時間は、わずか3日ほどで跡形もなく片付けられてしまいます。 その「熱気」や「お客様との対話の様子」を、スマホの写真数枚だけで終わらせてしまうのは、あまりにももったいないと私たちは感じています。

私たち映像撮影のチームが現場に機材を持ち込ませていただくのは、「かっこいい映画のような映像を撮るため」ではありません。皆さまのその日の頑張りを、嘘偽りなく、一番魅力的な形で未来のお客様に届けるためです。

スマホの記録と、プロの記録の「見えない違い」

現場のスタッフさんがスマホで撮影されるのも、手軽で素晴らしい記録の形です。ただ、どうしても「会場のガヤガヤした雑音で声が聞こえない」「照明が暗くて表情が見えない」といったことが起きてしまいます。

私たちが裏方として入る際は、こんな工夫をこっそり行っています。

  • 【音の工夫】 周りの騒音をすっと消し去り、お客様に語りかける「スタッフさんの優しく熱意ある声」だけを、小さなピンマイクで丁寧に拾い上げます。
  • 【光の工夫】 会場の複雑な照明の中でも、真剣に説明するスタッフさんの表情や、製品の細やかな質感がしっかりと見えるように、カメラの光の取り込み方を常に微調整します。
  • 【空気感の切り取り】 お客様が「なるほど!」と頷いた瞬間の笑顔や、パンフレットを手渡す時の丁寧な手元。そうした「信頼が生まれる瞬間」を見逃さずに記録します。

こうした見えない工夫の積み重ねが、「ただの記録映像」を「この会社は信頼できそうだ、と直感的に感じてもらえる映像」へと変えていくのです。


第4章:「撮影係」になった社員さんが、本来のお客様対応に集中できなくなるジレンマ

「記録として映像を残したいから、若手の〇〇君、当日はビデオカメラで撮影をよろしくね」

もし社内でこんな会話が出た時は、少しだけ立ち止まって考えてみてください。 撮影係に任命されたスタッフさんは、バッテリーの残量や、手ブレしないようにカメラを構えることに必死になり、せっかく目の前を歩いているお客様に「こんにちは!」と声をかけることができなくなってしまいます。

展示会の主役は、あくまで皆さまと、来場されるお客様です。 お一人でも多くのお客様と名刺を交換し、お困りごとに耳を傾け、笑顔でお話しいただくこと。それこそが、皆さまがその日一番優先すべき大切なお仕事のはずです。

「面倒なカメラの操作や、記録の手間は、すべて私たち裏方に丸投げしてください。」

それが、私たち映像チームがご提供できる一番の価値です。皆さまが目の前のお客様に100%集中している間、私たちは皆さまの邪魔にならないよう、ひっそりと、でも確実に、その素晴らしいお仕事ぶりを記録し続けます。


第5章:展示会が終わってからが本当の勝負。撮影した映像でお客様の背中をそっと押す方法

無事に展示会が終わり、ホッと一息。でも、交換したたくさんの名刺にお礼のメールを送るこれからが、本当の意味でのスタートですよね。

文字だけの「ご来場ありがとうございました」というメールも丁寧ですが、ここに、当日のブースの様子を1分程度にまとめた映像をそっと添えてみてください。

「あぁ、あのアットホームな雰囲気のブースだったな」 「この映像で熱心に説明している担当者さん、名刺をくれた〇〇さんだ」

映像があるだけで、お客様の記憶は鮮明に蘇り、皆さまに対する親近感や安心感がグッと高まります。 また、残念ながら当日ブースにお越しいただけなかったお客様にも、「今回はこんな展示をしておりました。次回はぜひお立ち寄りください」とお送りすることで、次の出会いに繋がる立派なご挨拶状になります。

展示会のために作られたご担当者様の熱意は、映像という形にすることで、展示会が終わった後もずっと、皆さまの代わりに「誠実な営業活動」を続けてくれる心強い味方になるのです。


おわりに:ご担当者様は、どうぞ目の前のお客様に集中してください。

何もないフラットな会場に、自社の想いが詰まったブースが建ち上がり、そこにお客様が笑顔で訪れてくれる。展示会という空間は、本当に特別な魔法のような場所だと思います。

その空間を作るために流したご担当者様の汗と、当日ブースに立つ皆さまの誇り。 それらを、「たった数日間の出来事」として消費してしまうのは、本当に寂しいことです。

「うちのブースは手作り感があって地味なんだけど、映像にして恥ずかしくないかな?」 「予算があまりないのだけれど、相談に乗ってもらえるだろうか?」

どうか、そんなご心配はなさらないでください。豪華な装飾がなくても、お客様に向き合う皆さまの真摯な姿があれば、それだけで映像は十分に温かく、魅力的なものになります。

もし、次の展示会に向けて「少しでもこの頑張りを形に残したいな」と思われましたら、いつでもお気軽に私たちにご相談ください。 皆さまが安心してお客様のおもてなしに集中できるよう、カメラという黒子の道具を持って、全力でサポートさせていただきます。

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